- 飼い猫が餌の周りをひっかく理由は何?
- 餌を食べるのを辞めてしまう原因を知りたい
- 食べてもらう方法を知りたい
- 猫が餌の周りをひっかく場合の理由
- 猫にホリホリさせずに餌を食べてもらうための対策
本記事では、愛猫がなぜか行う餌の周りをひっかく理由としっかり食べてもらう対策を初心者向けに解説。
読み終えれば、愛猫が餌の周りをひっかく理由が分かり、より猫ちゃん目線での食事環境を整えてあげることができますよ!
【執筆者紹介】
- けんぴ@専属にゃんこニスタ
- Twitterフォロワー数:6000名以上
猫が餌の周りをひっかく理由は?
- 満腹で食べきれない
- 不満があり食べたくない
- 調子が悪く食べれない
猫が餌の周りをひっかいてご飯を食べないときは、主に「食べたくない場合」と「食べられない場合」に分かれます。
同じ行動でも、猫ちゃんの体調や状況によって意味が変わってくるのが飼い主さんを悩ませますね。
ひっかく理由①:お腹いっぱいだから後で食べようかな
お腹がいっぱいな時の特徴
- 途中まで食べてから周りをひっかく
- 周りを確認してからひっかく
- 食欲はいつも通りある
猫は、お腹が膨れると餌の周りをひっかくような動作をすることがあります。
これは、野生の猫が行う「貯食」という行動で、食べきれない餌を他の猫などに横取りされないように土をひっかいて隠そうとする行為なんです。

トイレをした後も周りをひっかきますが、ニオイを隠すという意味では同じ理由からです。
食べきれないご飯をせっせと隠そうとする姿は、「お腹いっぱいだよ、ごちそうさま」とも読み替えれますね。
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ひっかく理由②:この餌はまずいor飽きたから要らない
餌が気に入らないときの特徴
- 餌の匂いを嗅いでから周りをひっかく
- ほとんど食べない
- 他の餌を与えると良く食べる
猫は、餌に飽きたり気に入らないことがあると周りをひっかいて「NO!」と表現します。
長期間、同じ餌を与えた場合や保存状態の悪い餌を与えると起きやすい行動です。

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ひっかく理由③:なんだか今日は食欲がないな
食欲がない時の特徴
- ほとんど食べないで残す
- 部屋の隅や狭い場所に隠れる
- 急激な食欲の低下
猫は、病気や体調不良になった場合でも食欲が落ちてしまいます。
体調不良の場合、食事の前後の様子も元気がないことが多く、普段行かない場所に隠れるようにうずくまっていることがあります。

少しでも心配になったら、掛かりつけの動物病院に相談してあげましょう。
猫が餌の周りをひっかいて食べない事のデメリット
- 餌の鮮度が失われる
- 栄養バランスが崩れる
- 餌を選ぶようになる
猫が餌を残してしまうと、衛生面や健康面でデメリットがあるので注意が必要です。
餌の鮮度が失われる
餌を長時間出しておくデメリット
- 酸化により鮮度が下がる
- 唾液により雑菌が繁殖する
- 異物が混入しやすい
餌の周りをひっかいた後、そのまま餌を放置してしまうと衛生的に良くないのは明白です。
空気に触れることによる鮮度の低下はもちろん、食べかけの餌は雑菌が繁殖しやすくなります。
餌を長時間出しっぱなしにするのは避け、小まめに片づけるようにしましょう。
栄養バランスが崩れる
規定量の餌を食べない場合、「栄養バランス」が崩れる恐れがあります。
猫の主食である「総合栄養食」には、体重やライフステージごとに既定の給餌量が設定されています。
規定量の餌を残してしまう場合、十分な栄養が得られず体調を崩してしまう心配があります。
餌を選ぶようになる
猫が餌の周りをひっかいて食べない時の対策
- 餌の回数を増やして1回の量を減らす
- 餌の保管方法を見直す
- 餌のバリエーションを増やす
- 1日中食べない場合はすぐに病院へ
餌の周りをひっかいて食べない場合は、食時の環境や方法を見直すことで改善される可能性があります。
餌の回数を増やして一回の量を減らす
通常、成猫の食事回数は1日に2回程度が目安ですが、猫ちゃんの食事量に合わせて3回~4回に回数を増やしてあげましょう。
理由は、猫ちゃんが満腹でエサを残してしまう場合、1回あたりの餌の量が多すぎる可能性が高いからです。
餌の回数を増やすことは、
- 新鮮な餌を毎回食べられる
- 胃に負担を掛けない
- 1日の空腹感をコントロールしやすい
などのメリットも多い方法です。
猫ちゃんの食事量を見極めながら、回数を調整してあげましょう。
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餌の保管方法を見直す
餌の鮮度を落としやすい保管方法になっていないか確認してみましょう。
保管方法が悪いとキャットフードが酸化や湿気により風味を失ってしまい、嗅覚によって美味しそうか判断する猫ちゃんにとって魅力的ではないキャットフードになってしまうからです。
餌の保管方法のポイントは、
- 冷暗所に保管
- 真空保存容器で酸化を防ぐ
主にこの2つです。
正直、餌の保管の仕方が分からないという人は、[キャットフードの正しい保存方法]で詳しく説明しているので参考にしてみて下さい。
≫関連:知らないと怖い!キャットフードの正しい保存方法を解説!【具体例あり】
餌のバリエーションを増やす
餌のバリエーションを増やすメリット
- 餌に飽きるのを防ぐ
- いろんな種類の餌に慣れる
- 栄養の偏りを防ぐ
猫ちゃんの「飽き」対策には、餌のバリエーションを増やし、複数のキャットフードでローテーションさせるのがおすすめです。
複数の餌に慣れることは、災害時など餌を選べない状況でも焦らずにすみます。
飽きない食習慣をつくり、猫に周りをひっかかせない環境を整えてあげましょう。

≫関連:飼い猫にぴったりのキャットフードを探すなら【お試しあり】
1日中食べない場合はすぐに病院へ
24時間以内に一度も餌を食べない場合、体調を崩してしまい食べたくても食べられない可能性が高いです。
長期間の絶食は、「肝リピドーシス」と呼ばれる命にもかかわる危険な病気になる原因にもなります。
様子がおかしいと感じたら迷わずに動物病院に連れてってあげてください。
猫が餌の周りをひっかく原因と対策:まとめ
今回は、猫が餌の周りをひっかいて食べない場合の原因と対策について解説していきました。
猫は、グルメと呼ばれるだけあって餌に対する「飽き」や「鮮度」に厳しい傾向があるみたいですね。
飼い主さんの中には、猫ちゃんが食べてくれなくなり不安になる方も多いと思います。
そんな時は、紹介した4つの対策に気を付けてみてください。
- 餌をあげる回数を増やす
- 餌の保管方法を見直す
- 餌のバリエーションを増やす
- 1日中食べない場合はすぐに病院へ
この記事が飼い主さんの参考になれば幸いです。
以上ッ