今回は、こんな疑問に答えていきます
・多頭飼いをする時の横取り防止を具体的に紹介
この記事を書いている私は、現在2匹の猫を多頭飼いしています
2匹の猫はそれぞれ食事方法にこだわりがあり、餌の横取りに悩んだ経験ありです
その経験から多頭飼いでの餌をあげるコツを紹介していきます
多頭飼いで餌を分けないのは、NGです
多頭飼いをしていると猫ちゃん同士で餌を取り合ったり、横取りしてしまうことは良くあります
でも、よくあることだからと言ってそのままにしておくのはNG行動です
その理由は、次のような危険性があるからです
・食べ過ぎて太ってしまう危険性
その子に合わない食事を食べる危険性
猫ちゃんごとのライフステージや体調に合わせた餌を食べないと
・子猫の成長に悪影響が出る
こんな可能性があります
必ず、キャットフードの対象とする猫に合わせて食事をあげるべきです
一般的に、子猫から老猫までの間には必要とする栄養素やカロリー量が違います
そのため、各キャットフードメーカーからは、年齢ごとに栄養バランスを調整したフードが販売されているわけですが
これを横取りしあっていると、それぞれの猫ちゃんに必要な栄養が行き渡らず
・栄養の不足による健全な成長の阻害
に繋がる場合が出てきます
「療養食」を食べている猫ちゃんや、成長期で栄養価の高い餌が必要な子猫の時期には特に気を付けたいですね
食べ過ぎて太ってしまう危険性
食いしん坊な猫ちゃんが、一人で周りの猫ちゃんの分も食べてしまうと当然「肥満」になります
この「肥満」は、一見するとまん丸で可愛らしく見えるのですが
将来的に、猫ちゃんの命に関わるような病気のきっかけになったり、身体の健康を奪い寝たきりになってしまう原因になります
・糖尿病
・心臓病
・高血圧
・口腔内疾患
・下部尿路疾患
猫を多頭飼いする時のえさ横取り防止
次に、餌の横取りを続けると良くないことは分かったけど、実際にどうやって対策していくのがいいのかという部分について解説していきますね
基本的に「餌の横取り防止」はこの3つの方法です
・食べる場所を離す
・時間差で与える
食べ終わるまで見守る
この方法が一番確実で一番シンプルな方法です
猫ちゃんが食事を終えるまで見守ってあげましょう
それぞれの猫ちゃんに適切な量の餌を与えたら、それらをきちんと食べ終わるまで見守ってあげてください
そして、食べ残しなどが残る場合はすぐに片づけて他の猫が残りを食べないようにその都度対策します
一番手間はかかりますが、飼い主さんが横取りしようとした猫ちゃんを止めてあげればいいので確実に餌を分けてあげることができます
とはいえ、この方法だと「猫ちゃんの食事中は、その場を離れられないじゃないか」と困る人もいますよね
朝の忙しい時間帯など、付きっ切りで見ていることが難しい場合には、次に紹介する2つの方法を組み合わせていけばOKです
飼い主さんが適度に様子を見つつその場を離れることも可能です
食べる場所を離す
猫ちゃんごとの食事場所を離すことで、猫ちゃんの「あのご飯俺のよりうまそうだな」という好奇心を抑えることができます
我が家も、基本的に適度に監視しつつ、食べる場所を放すことで横取りを防止できているので慣れると朝の忙しい時間でも問題なく餌をあげることができますよ
食事場所を放すポイントは、次の3つ
・食器を置く位置を床と高所で分ける
・ケージ等で分ける
時間差で与える
時間に余裕がある場合は、猫ちゃんの食事のスピードごとに餌をあげるタイミングをずらしてあげるのも効果的です
食事のスピードがゆっくりの猫ちゃんから順番に餌をあげることで、自分の餌をっ食べ終わった後に他の子の餌を横取りしに行くのを防ぐことができます
ただこの方法は、「食べる場所を放す」ことと同時に行わないと当然のことですが、初めにあげた餌皿にみんな集合してしまうので注意してください
あくまで、横取りをしたい欲を抑えるための方法です
猫たちを留守番させる場合の解決法はあるの?
ここまで、猫の横取り防止について説明居てきました
そもそも、「留守の時間が長くて、近くで見ていてあげることができない」という飼い主さんもいますよね
そういう場合の対策として、完ぺきではないけれどある程度の効果はある方法を用意いしました
では、順番に紹介していきます
全ライフステージ対応のフードに変える
猫ちゃんの餌を分けない場合の危険性についてでも触れましたが、猫ちゃんのライフステージごとに必要な栄養素が異なります
そのため、それぞれにあった餌が必要だったのですが、キャットフードの中には、子猫から老猫まですべてのライフステージに対応できるものが存在します
このタイプのキャットフードは、低品質のものだと不安があるもののプレミアムフードと呼ばれる高品質のフードであれば猫ちゃんの健康をしっかり守ることが可能です
メリットとしては、
・栄養のバランスが崩れにくい
・「療養食」など特別な食事を必要な子には使えない
個体識別機能付きの給餌器を使う
次に紹介しするのは、ハイテクな個体識別機能付きの給餌器です
これはどういうものかというと、
・猫ちゃんごとの個体を識別できる
・個体ごとに餌を分けてあげられる
猫の多頭飼いをする際のえさ横取り防止:まとめ
今回は、多頭飼いの餌の横取り防止について紹介してきました
多頭飼いをしていると餌の横取り問題は、ほとんどの人が経験することです
実際に僕も経験してあの手この手で対策してきました
猫ちゃんとの生活スタイルなどによってそれぞれ最適な方法は違うと思います
それぞれのご家庭に合った方法で猫ちゃんごとの餌の管理をしていけたらいいと思います