猫の食器はどんな方法で洗うのが一番安全なの?
今回は、こんな疑問に答えていきます
・猫用食器の正しい洗い方を解説
我が家も以前は人間用の食器用洗剤を使用していたのですが、飼い猫のくり君とちょろ君の食欲が激減してしまった事件を境にキャットフードから食器の管理まで猫目線で考える方針に変更しました
その結果、無事もとの食欲に戻ってきて一安心
今回は、その経験も踏まえて猫目線の食器の洗い方について紹介していきますね
人間用の食器用洗剤は猫目線でNGです
結論からお話しすると、猫の食器を洗うのに「人間用の食器用洗剤」を使うのは問題ありません
でも、猫目線で考えると「人間用の食器用洗剤」はNGです
その理由は、主にこの2つ
・万が一洗い残した場合の危険性の問題
この2つについて具体的に説明していきますね
「香害」は猫の食欲を奪う
強い香りの香水や制汗スプレーなど、強すぎる香りに気分が悪くなってしまう「香害」は、人間の間でも一般的になっています
この問題は、猫ちゃんの生活にも発生する深刻な問題です
一般的に、人間用の食器用洗剤には、「シトラスの香り」「レモンの香り」など人間が清涼感を感じる香りがついています
確かに綺麗になった感はあるのですが、猫にとってはこの香りが問題
ニオイに関する猫の特徴として、
・「柑橘系、メンソール系、薬品系」香りが苦手
・嗅覚で味覚をカバーしている
洗い残しは、健康を損なう危険性
人間の食器用洗剤は、猫が直接舐めていまえばもちろん有害です
基本的に好んで舐めることはないと思いますが、食器にすすぎ残しの洗剤が残っているとキャットフードと一緒に舐めてしまう可能性があります
猫の身体は、人間よりもずっと小さいので少量の洗剤でも人間よりも簡単に体調を崩してしまいます
とはいえ、「しっかり毎回綺麗にすすげばいいのではないの?」という意見もあると思います
もちろんそうなのですが、いくら気を付けていても「すすぎ残し」が出てしまうことはあり得ます
そういったリスクを避けるために、人間用の食器用洗剤は避けてあげるのがおすすめです
猫目線で考える食器の洗い方は?
ここまで、猫の食器を人間用の食器用洗剤で洗うことの良くない点について話してきました
ここからは、「猫目線」で考える「正しい食器の洗い方」について説明していきます
「猫目線」の食器洗いをマスターすれば、猫ちゃんがより快適で安全に食事できるようになりますよ
猫の食器は陶磁器が最適
洗い方の前に、食器の選び方についても少しこだわることをおすすめします
主に猫用の食器は、
・ガラス
・陶磁器
の3つの材質に分かれますがこの中で圧倒的におすすめなのが、「陶磁器」の食器です
「陶磁器」は綺麗に保ちやすい
猫が食事をした後に残るヌメヌメ、中には「キャットフードの油かな?」と思っている人もいると思いますが違います
このヌメヌメの正体は、猫ちゃんの唾液に含まれる「細菌」の塊です
この細菌の膜は、「バイオフィルム」と呼ばれ、食器の細かい傷や隙間に入り込むと中々綺麗に洗い流すことができません
プラスチックやガラスの材質は、スポンジでこすたっり猫ちゃんが爪で引っ掻く時に細かい傷がつきやすく、洗い残しが発生しやすくなります
プラスチック ガラス | ・傷つきやすく傷に「細菌」が残りやすい |
一方で陶磁器は、傷に強いため食器を洗うときに、細菌が残ってしまうことを防ぎやすくなります
陶磁器 | ・傷に強く「細菌」が残りにくい |
猫ちゃんに安全で清潔な食器を使ってもらうなら「陶磁器」タイプの食器が圧倒的に適していますね
陶磁器タイプの食器を探すのであれば、「猫壱」というブランドの食器が人気です
猫の食べやすさを追求した食器なので一度見てみる価値ありですよ
食器は、食事のたびに洗う
猫ちゃんの食事が終わるたびになるべく早く洗ってあげましょう
先ほどの話でも出てきた「細菌」は、時間が経てばたつほど繁殖していきます
放置する時間が長ければ長いほど、ヌメヌメは落としにくくなるので食べ終わったらすぐに洗うのがベストです
とはいえ、「毎回すぐに洗いものをするのはおっくうだな…」と感じる人もいますよね
忙しい人は、すぐに片づけて水で軽く流しておくだけでも効果があるので、時間があるときにしっかり洗ってあげましょう
洗うときは、「重曹」や「猫用洗剤」を使用
食器を洗う際の洗剤については、2つの方法があります
一つは、「重曹」を使う方法
重曹は、猫ちゃんが舐めてしまっても安全で汚れもしっかり落とすことができる天然の洗剤です
普段のお掃除でも何かと使える心強いやつですよね
重曹を使った食器の洗い方はとてもシンプルで、
②数分後に湿らせたスポンジでこする
③綺麗に水で洗い流す
二つ目は、「猫用の洗剤」を使う方法
泡が立たない「重曹」での洗い物に物足りなさを感じる人や漬け起きが面倒な人は、コチラがおすすめです
食器用洗剤の中には、猫に有害な物質を取り除いた「猫用の食器用洗剤」があります
こういった商品を使うことで、猫ちゃんに悪影響を与えることなく毎日の食器をきれいにしてあげることができます
また、多くの「猫用の食器用洗剤」には、細菌にたいして落としやすくする工夫がされているものが多いので、より食器をきれいにしたい人にもおすすめですね
ただ、難点としては「重曹」に比べるとやや価格が高い点です
コスト面も踏まえて選んでみるのがいいと思います
スポンジは、人間用と別に用意
洗剤をこだわった後は、「スポンジ」にも注意しましょう
人間用のスポンジと猫用のスポンジが兼用の人は、ぜひスポンジを分けてあげてください
理由は、ここまでの説明の繰り返しになりますが
・人間用の洗剤を舐めてしまうのを防ぐため
洗った後は、ときどき煮沸消毒
普段の食器洗いとは別に、週に1~2回程度でいいので煮沸消毒ができるとベストです
沸騰したお湯にさらすことで、わずかに残ってしまった細菌もしっかり消毒することができます
沸騰したお湯で1~2分ほど煮てあげれば十分だと思います
とはいえ、「お湯を沸かして煮るのは少しめんどう」と感じる人も少なくないですよね
そういう場合は、食器に水を入れて電子レンジで数分間チンしてあげるだけでも効果があります
また、初めに紹介した「陶磁器」の器であれば熱が均一に伝わりやすく細菌も死滅しやすくなります
相乗効果を狙っていきましょう
愛猫の健康のために正しい食器の洗い方を見直そう
今回は、猫ちゃんの食器の洗い方について紹介してきました
猫を飼っていると感じると思いますが、猫ちゃんってご飯の時間を本当に楽しみにしていますよね
ご飯の時間が近づくと「にゃーん」って呼びに来る猫ちゃんも多いと思います
そんな、猫ちゃんの楽しい食事タイムを守るためには、正しい方法で食器の手入れをする必要があります
重曹や猫用の食器用洗剤を使用してニオイには特に気を付けてあげたいですね
もちろん、人間用の食器用洗剤もしっかり洗い流し、ニオイに気を付けることで使用できます
その時は、スポンジだけでも分けてあげるといいと思いますよ
可能な限り、猫目線の洗い方を取入れて快適で安心な食事をさせて上げれるといいですね