飼い猫には、栄養バランスの取れた食事をあげたい
後、猫が食べても安全な野菜とあげ方についても知りたいな
今回は、こんな疑問に答えていきます
・猫が食べてもいい野菜と食べていはいけない野菜を紹介
2匹の飼い猫たちと暮らしていく中で、私自身「猫にも野菜を食べさせた方がいいのかな?」と考える時期がありました
その際、掛かりつけの獣医さんや書籍などをもとに、猫に取っての野菜の必要性についてひたすら調べました
今回は、猫にとっての野菜の必要性と猫が食べてもいい野菜について紹介していきます
基本的に猫に野菜は必要ない←おやつ感覚でOK
飼い猫の栄養バランスについて考えたとき、「野菜の栄養も必要なのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、猫は人間と違い野菜を摂取する必要はありません
食べる事のできる野菜はありますが、「猫ちゃんの健康管理」のためであれば野菜をあげる必要は特にないので、猫用の「総合栄養食」を規定量しっかり食べさせてあげましょう
猫の栄養バランスは総合栄養食のみで足りる
猫ちゃんに野菜を与える必要がない理由でもっとも大きい点は、そもそも、「総合栄養食」で栄養はバランスよく摂取できる点です
むしろ、栄養バランスのみを考えるのであれば「質の良い総合栄養食」を与えることが一番簡単で失敗の少ない食事の与え方になります
野菜を食べることで、総合栄養食を食べる量が減り必要な栄養が足りなくなる事態を避けることができます
あくまで、野菜をあげることはトッピングやおやつの感覚にしておく方がいいですね
総合栄養食についてもっと知りたい人向け
≫猫の食事は総合栄養食じゃないとだめ?フードごとの違いを解説
猫に野菜をあげるメリットは少ない
今度は、野菜をあげるメリットについて注目してみます
猫に野菜をあげるメリットは次のとおり
・自分の確認した安全な食材を使用できる
・便を柔らかくし便秘の予防ができる
こうしてみると、栄養も取れるし安全な食材で便秘の予防もできるように見えますが
これらのことは、「総合栄養食」であるドライフードでもより手軽に手に入れることができます
野菜で補うよりも、目的に合わせたドライフードを動物病院などで相談しつつ決めるほうがいいですね
ちなみに、市販のフードには安全じゃない食材が含まれていないか不安な飼い主さんは、ヒューマングレードの人間が食べることのできる食材のみで作られたフードがおすすめです
コチラの記事で紹介しているので参考にしててください
栄養満点のドライフードをお探しなら
≫飼い猫が健康に暮らせるキャットフードの選び方とオススメ3選【お試しあり】
猫に野菜を与える場合は、少量でOK
ここまで、猫に野菜を与える必要はないと説明してきましたが「それでも飼い猫に手作りの野菜ご飯をあげたい」と思う飼い主さんもいると思います
そんな時は、総合栄養食へのトッピングやおやつとして少量与えてみてください
少量であれば、栄養バランスを崩したり体調を崩す心配も少なく無理なく取り入れることができますよ
その際、気を付けるポイントは
・農薬等は良く洗い流す
・細かく切る、良く火を通す
アレルギー症状が現れたとき原因を特定するためにも1度に与える野菜の種類は1~2種類にしておきましょう
また、良く洗うことはもちろん消化しやすいように、細かく切り良く火を通すようにしましょう
猫が食べてもいい野菜たち一覧
それでは、猫が食べてもいい野菜を紹介していきます
中には、アレルギーが発生する猫ちゃんや持病を悪化させてしまう野菜もあるので注意してください
野菜名 | 効果 | 注意点 |
にんじん | 抗酸化作用など | 与えすぎによる下痢・嘔吐 |
大根 | 肥満防止・利尿作用など | 甲状腺に問題のある場合はNG |
かぼちゃ | 肥満防止・利尿作用など | 生のかぼちゃや種は消化不良の原因 |
トマト | 抗酸化作用など | 与えすぎによる下痢・嘔吐 |
きゅうり | 視力維持・皮膚の健康・利尿作用など | 与えすぎによる下痢・嘔吐 |
枝豆 | 毛艶の維持・利尿作用など | 与えすぎによる下痢・嘔吐 |
ブロッコリー | 酸化ストレス防止・毛艶の維持など | 甲状腺に問題のある場合はNG |
小松菜 | 毛艶の維持・造血作用など | 甲状腺に問題のある場合はNG |
ほうれん草 | 血液と骨の健康・老化や免疫力の低下防止 | 生のほうれん草は尿路結石症を引き起こす原因 |
キャベツ | 便秘解消など | 与えすぎによる下痢・嘔吐 |
レタス | 抗酸化作用、免疫力向上など | 与えすぎによる下痢・嘔吐 |
猫が食べてはいけない野菜たち
猫でも食べることができる野菜たちを紹介してきましたが、今度は、絶対に猫に食べさせてはいけない野菜についても紹介していきます
命の危険もあるので、間違って口にしないように注意してください
ネギ類
タマネギや白ネギなど普段食卓に並ぶことも多い食材ですが、猫に取っては命にもかかわる危険な食材です
猫がネギ類の食材を食べると、血液中の赤血球が破壊され
・下痢や嘔吐
・発熱
・貧血や血尿
などの症状がでて最悪の場合死に至ります
火を通したものでも、危険ですので猫ちゃんが口にしないように最新の注意を払いましょう
にんにく
人の間では、力の源ともいわれたりする「にんにく」ですが、猫ちゃんには、絶対に与えてはいけない食材の一つです
というのも、実はニンニクはタマネギと同じヒガンバナ科ネギ族に分類されます
ネギ類を食べたときと同じように中毒症状を引き起こしてしまうということですね
にんにくを食べてしまうと、
・下痢や嘔吐
・貧血や血尿
最悪の場合、死に至ってしまうこともある中毒です
万が一食べてしまった場合はすぐにでも動物病院に相談しましょう
にら
餃子など食卓に並ぶ機会の多い「ニラ」も猫に取っては危険な食材です
というのも、あまり知らない方も多いですがニラもネギ属の野菜の一つです
ニラも、タマネギなどと同様に重度の貧血や血尿の原因になる物質を含んでおり
・下痢や嘔吐
・貧血や血尿
などの症状を引き起こします
火を通しても危険なままなので注意してください
猫が食べてもいい野菜と野菜の必要性:まとめ
今回は、「猫が食べてもいい野菜」と「栄養と安全性の面から考えた野菜」の必要性について紹介してきました
繰り返しになりますが、野菜をあげることは猫ちゃんにとってあまり大きなメリットは期待できません
猫ちゃんの食事は、「総合栄養食」をきちんと規定量あげることで賄うことができるので
与える際は、十分注意しながらトッピングやおやつ程度にとどめておきましょう
この記事が役に立てばうれしいです
以上ッ